木曜日の朝、ラノは運が悪かった。
目が覚めたとき、時計は七時五十分だった。学校は八時に始まる。ラノは急いで服を着た。家を出るところに、母が呼んだ。
はは: お弁当を忘れているよ。
戻って、弁当を持って、また走った。駅に着いたところで、電車のドアが閉まった。あと一分。
次の電車を待っているところに、ムニラから電話が来た。
ムニラ: 今どこ。
ラノ: 今、電車を待っているところ。
ムニラ: 先生がもう教室に来たよ。
電車の中で、ラノは弁当の箱を開けてみた。おにぎりが二つ入っていた。朝ラノが起きたとき、母はもうそれを作っているところだった。ラノは急いでいて、何も言わずに出てきた。帰ったら謝るべきだ、とラノは思った。
学校に着いたのは八時二十分だった。教室に入るところを、先生に見られた。
せんせい: ラノさん、今ちょうどあなたの名前を呼んだところですよ。
みんなが笑った。ラノも笑った。自分の席に座ったとき、まだ息が切れていた。
その夜、ラノは日記に書いた。「今日は一日中、あと一分足りなかった。でも、最後には間に合った。あと一分は、まだ一分ある、という意味でもある。」